土曜日

子宮がんの検査

子宮がんの検査としては、集団で不特定多数に一斉に検査をするスクリーニングが実施されています。

多くは子宮頸がんの検査ですが、子宮内膜がんの検査も場所によっては行われているようです。

子宮頸がんの検査では、子宮に器具を入れて子宮の中にある細胞を取り出します。その後細胞を顕微鏡を使って検査します。

細胞を検査することによって、子宮頸がんを確実に発見することができます。ただし、子宮頸がん以外の子宮がんはこの方法で確実に発見できるとは限りませんから、他の検査もする必要が出てきます。

集団のスクリーニング検査で、子宮頸がんを疑われた時は、さらに組織診と呼ばれる検査を行います。この時には、コルスコープというレンズを通して子宮頸をくまなく調べます。また、その際に細胞を取り指して検査する場合もあります。

CTやMRIの画像診断も行われる場合があります。これは子宮がんを発見するためにというよりは、他の臓器に転移がないかどうかを検査するために行われます。

また、腫瘍マーカーという方法もあります。これはがんが生じたときに、がん細胞から出る物質を血液を採取して検査することによって、子宮がんがどれほど進行しているかということや、転移の可能性、治療の効果測定などにも腫瘍マーカーによる検査が行われます。