金曜日

大腸がんの検査

大腸がんの検査も集団でスクリーニングという検査が行われるようになりました。これにより、早期発見が難しいと言われた大腸がんが比較的早期に発見できるようになりました。

主に、大腸がんの検査では便を調べる検査が行われます。大腸がんがあると出血していることが多く、便に肉眼では見えない血液が混じっている時があります。これを調べることによって大腸がんかどうかを検査します。

この検査で100%大腸がんを検査することはできませんが、単純な便検査だけで行うことができますから、検査を受ける側にとっては簡単に行うことができます。

また、腫瘍マーカーを使った大腸がんの検査もあります。大腸がんを発症すると、免疫組織が特殊なたんぱく質を出すのでそれを調べることによって大腸がんを疑うことが可能です。さらに便を検査しながらこの検査を行うとより確実にがんを発見することができます。

また、より詳細に大腸内部を検査するには、注腸造影検査と内視鏡検査が有効です。注腸造影検査をするには、大腸内を空っぽにして行うことになります。ですから検査をする前に下剤や洗浄剤を使用します。次に肛門から空気を入れてX線で撮影して検査します。

内視鏡検査の場合も同様に、大腸内を空にしていから、肛門から内視鏡を入れます。

これらの検査では大腸をさらに詳しく検査することができます。