火曜日

甲状腺がんの検査

甲状腺がんの検査の場合は、不特定多数に対して行うスクリーニング検査は行われていませんが、家系的に甲状腺がんの人がいて、遺伝的に甲状腺がんを発症する確率が高いと考えられる人は、3歳以から定期的に検査を行います。

その際には、腫瘍マーカーという検査方法が行われます。これはがんが生じると分泌する物質をがんの目印としてがんが生じたかどうかを判断する検査方法です。

検査をしていても、はっきりとがんが生じたかどうか判明しない時があります。その際には、ホルモンを注射して甲状腺の状況を診るような検査もします。

使用するホルモンは、ペンタガストリンというホルモンで、副作用もあります。

遺伝性以外の一般的な甲状腺がんの検査は、のどの甲状腺あたりを触診することによって、しこりやでこぼこ感があったりするので、そこでがんを疑います。

さらに触診では、リンパ節の方にもしこりができていないかどうかも検査することが可能です。

甲状腺がんをより確実に状態を検査するためには、甲状腺から細胞を取り出して顕微鏡を使用して、調べます。

また、がんが他の場所に転移していたり、がんが広がっているかどうかの検査として、超音波やCTやMRIといった画像診断も行われます。